良い新社会人と、ダメな新社会人
こんにちは。
社会に入ってみてちょっと年次を重ねた立場から新卒の人たちを見ていると、
僭越ながら「こいつ、ダメだなぁ」と思うことがあります。
学生の時分からそういう人はたくさん見てきましたし、
諸先輩方からの指摘で自分自身を省みて思ってきたことですが、
いよいよ確信をもって普遍的と思える事柄になってきたので、書き起こします。
自戒を込めて、ダメな新人と良い新人の設定で比較し、整理してみました。
まずは、ダメな新人。
●ダメな新人
・他人の利益よりも自分の利益を優先する
・他人の苦労よりも自分の苦労を優先する
・とにかく自分のことをわかってほしい(他人のことを理解しようとしない)
・言い訳をする(責任逃れをする)
・指摘への返事として、「いや、」から始まる
・自分への共感が第一
・具体的な改善策を持たずに、意識だけ高く持つ
・具体的な改善策を自分の頭で考えようとしない
・理不尽なんてもってのほか
・頑固
対して、良い新人。
●良い新人
・自分の利益よりも他人の利益を優先する
・自分の苦労よりも他人の苦労を優先する
・自分のことをわかってもらうには、まずは他人を理解することから
・言い訳しない(責任を持つ)
・指摘はまず咀嚼して受けとめる
・他人の考えを理解することが第一
・意識を高くもち、具体的な改善策まで因数分解する
・具体的な改善策を自分で考え、必要であれば他人や上司にフィードバックしてもらう
・苦しいことがあれば、要素を分解してどうにかできる部分を考える
・理不尽は受け入れて、そこからどうするか考える
・素直
整理すると、
●ダメな新人
・(往々にして)「主語」が自分にある
・(一方で)苦しいことや大変なことは他人のせいにする
・改善策が曖昧で、具体的なアクションに落とし込まれない
●良い新人
・「主語」を他人にもつ
・苦しいことや大変なことは、まずは自分でどうにかできる部分を探す
・改善策を具体的に持ち、行動する
ということかな。。
企業は組織なので、チームワークをもって事に当たる必要がありますが、
そういった中では、主語を自分に置きがちな人は他人とコミュニケーションできず、従って組織力がつかないんですよね。
組織力がなければ、当然、事業能力も伸び悩むわけで。
事業能力が伸び悩めば、もちろん、他人の課題解決ができないわけで。
従って、他社との競争に負けて埋没していくわけで。
そうならないためには、組織力をもって、
足し算でなく、掛け算で事を成していかないといけないんですが、
単独行動だと往々にして足し算になりがちだなと。
でも、それって、ものすごく苦しい。辛い。
だったら、チームとしてコミュニケーションを取り、それぞれの力を発揮して事を成した方が良いじゃないですか。
100+100=200 の利益を上げて富を分配するより、
100×100=10,000 の利益を上げて富を分配した方が良いじゃないですか。
いや、上手く言えてないですけど、その方がみんなハッピーじゃないですか。
会社で働くというのは、つまりそういうことだと思うんですよねーという日曜日の夜です。
おやすみなさい。